【木を見ず森を見た契約社員】正社員のメリットより将来の展望を選んだ40代

  • 2021年1月11日
  • 2021年2月24日
  • 転職

この記事では「転職を通して人生を変えることができた体験談」を紹介していきます。

Kさん
私の転職体験談
40代前半 男性
転職経験10回以上
⇒大手自動車メーカー子会社の契約社員
 

私の人生にとっての仕事をする上での優先順位は「一つの会社に依存しないかたちで仕事をしていきたい」ということです。

ここでお話することは、目先の安定や給与のみにとらわれることなく、自分らしく生きることを選択したことに後悔をしないために「サラリーマンとして、昇進という最大のチャンスを辞退した」話です。

 

・出世や安定よりも「自分らしく」働くことを模索している方
・出世や安定もしたいサラリーマンの方
⇒ そんな考えもあるんだなと思ってもらえたら嬉しいです!

正社員のメリットとデメリット

40歳を過ぎての転職でしたが、給与はUPし、新しい環境にも慣れ、部下も持ち、仕事にも余裕が生まれ、プライベートも充実した日々を送れるようになってきました。

契約社員で入社した私は順調に成果をだし、会社に評価され、準社員に昇格しました。
そして、正社員登用の打診が来ました。

<当社の特徴>
・大手メーカー子会社
・親会社の意向で新卒採用はゼロ
・中途採用は全員契約社員スタート
・昇進までのステップは ※少数ですが
 → 契約社員 ⇒ 準社員 ⇒ 正社員

私は悩みました。昇進すれば雇用は安定、収入も増えます。

最大のメリットは、準社員まではなかった退職金制度が付与されることです。

しかし、当然ですが昇進をすると責任は大きくなります。

部下の育成、マネジメント能力が求められること。それに本社や国内支店への転勤制度
会社に自分の時間、忠誠心を捧げることが求められます。私にとって最大の懸念材料は「転勤」でした。

 

将来を見据えて悩んだ時間

ある日、支店長と直属の上司に会議室に呼ばれ、「あなたの専門性、知識、経験を評価し、正社員に登用したいと思います。おめでとうございます!」と伝えられました。前述したように、当社は正社員の門は非常に狭く、登用されるのは一部の人間です。当然、上司は正社員登用内示の一報を喜んで受けると考えていたはずですが・・・

私からの返答は「大変ありがたいお話なのですが、少し検討する時間をください。」でした。

上司の表情は当惑していました。正社員登用を辞退するという話は聞いたことがないとのことでした。

私が最も懸念したのは、転勤の有無です。正社員になると、転勤は会社の意向に沿ったかたちでしなくてはならず、基本的に拒否はできません。

現在当社では本社、支店で要となる人材の流出が続いている一方、私の勤務する支店は非常に安定しているため、私の見立てでは、早ければ期が変わる半年後に、人材不足の拠点の立て直しに転勤の可能性があると確信しました。ぼんやりとですが、実際にその内容を裏付ける話を耳にしていたのです。

Aさん
今後、会社に残り、さらなる昇進・昇給を目指すのであれば
正社員になったほうがよいことは明白です。

しかし、現在の職場で築いたポジション、プライベートの人間関係も
今の生活圏をベースにしている・・・

非常に悩ましい決断を迫られることとなり、一旦保留、検討させて欲しいと伝えることとなりました。

 

正社員になっても幸せなのかを見極める

後日、再度話し合いが持たれることになりました。正社員になることによる、メリットとデメリットを熟考した結果、私からの回答は「正社員登用の話ですが、辞退させていただきます。」でした。

上司の顔からは困惑の表情が見て取れました。

 

正直な思いとして、、正社員登用はとても魅力的でした。

ただし、少しの安定と給与UPと引き換えに、会社に魂を売り、振り回される人生を続けて幸せになれるのか?と、何度も思い直しました。

この会社にいて幸せになれるのか

・会社の上司をみても幸せそうには見えない
・常に親会社の人間の顔色を伺う
・本社からの数字ノルマに追われる
・土日も携帯を切れず、平日も遅くまでまで会社に残って仕事に追われる毎日

私はこのような理由も背中を押し、「自分の道」を選びました。

 

正社員でも自分の力で稼ぐ力を身に着けたい

話し合いの中で、どうしても私の意思が変わらないと察知した上司は、代案を出してきました。その内容は、私が一番懸念していた「転勤」のことです。

それは、転勤のない正社員登用を本社に掛け合ってくれるという案でした。

上司の申し出は、就業規則から外れる内容です。そうまでして正社員に押してくれる気持ちは正直うれしかったですが、気持ちを決めて臨んだ話し合いだったので、逆に戸惑いもありました。

私の中では、正社員辞退の申し出で一区切りつけるつもりでした。

 
Aさん
×昇給・退職金
〇自分の時間
少しでも自分の力で稼ぐ力をつけていく為に、本気で副業を始める

 

会社から内示が出ている為、これ以上回答を引き伸ばすことはできません。グラグラと気持ちが揺れましたが、私からの回答は、「転勤がないという条件であれば、正社員登用のお話を受ける方向で考えたいと思いますので、社内で検討をお願いします。」でした。

一番大きな懸念材料である、転勤がなくなれば、正社員登用の話を受けることに気持ちが傾いていました。その時の気持ちは、とても複雑ではありました。

本社に掛け合ってまで、正社員の可能性を探ってくれる上司の配慮にうれしさ半分、会社に左右されないサラリーマン生活を選んだつもりが、会社にいいように使われる、正社員というルートに戻される可能性が再度生まれたことで複雑な心境でした。

退路を断つことで新しいレールを歩く

翌日、再度上司に呼ばれ、もう一度私の意思確認があり、転勤があるのなら辞退する結論は変わらない旨、伝えました。

そして、上司からの回答は、「転職なしで正社員登用を掛けあったが、就業規則から外れる為、あなた意思が変わらないのであれば今回は見送りということになってしまうがそれでもいいですか?」と最後の意思確認がありました。私は迷わず、「はい、それで結構です、問題ありません。」と伝えました。

この瞬間、この会社で今後の昇進と大幅な給料アップは見込めなくなった訳ですが、もともと一つの会社に依存しないかたちで仕事をしていきたいと考えていたので、今回、辞退したことは、このままズルズル自分の望まないかたちのレールに乗る道を断ち、新たな一歩を踏み出すきっかけになると前向きに捉えることにしました。

 

人生にとっての優先順位を常に考えておく大切さ

この決断が吉とでるか凶とでるかは、何年か後にならないと分かりませんが、目先の安定や給与のみにとらわれることなく、自分らしく生きることを選択したことに後悔はありません。サラリーマンとして、昇進という最大のチャンスを辞退した訳ですが、10年後にこの決断は正しかったと思えるような日々を今日から生きていくしかないと、今はすっきりした気持ちでいっぱいです。

目の前にチャンスが巡ってきたとき、つい飛びついてしまいがちですが、その裏には私たちが享受するメリット以上に会社にとってのメリットが潜んでいるということを考え、自分にとって大切なことはなにか、人生にとっての優先順位は何かを考えた上で、自分の道を選択することをおすすめしたいと思います。

私は10回以上の転職経験の末、「自分の道」を自信をもって選ぶことができるようになりました。
こうした経験も自分らしく生きていく上では大切なことでした。

後悔のない、会社員人生を送れますように、私の経験が参考になれば幸いです。

 

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